もはやただの百合厨と成り果てた(仮)

百合厨が好きな作品を紹介することを試みるブログ

演劇部の魔女と騎士

みなさまごきげんよう( ∵)ノ


前回『ひらり、』の無料版はいいぞという宣伝を書きましたが、今回は単行本の中から個人的なお気に入りを紹介したいと思います。
(まとめていくつか…としようと思っていましたが、一つひとつ個別で書きます)
 今回は『演劇部の魔女と騎士』(犬丸)の紹介をしたいと思います。
Amazonへのリンク




もくじ

『演劇部の魔女と騎士』の作品概要

作者 犬丸
ジャンル 学園
掲載誌 ピュア百合アンソロジーコミック ひらり、

 『ひらり、』で連載されていた作品。
 白黒のすっきりした色合いと間の取り方が特徴的。
 主観で「作風」、「絵柄」、「ストーリー」についてチャートを作ってみましたので何かの参考になれば…(ならない気がする)








作風
日常 非日常
絵柄
きれい かわいい
ストーリー
シリアス ほのぼの

あらすじ

ぼーっとしているようでいろんなことをよく見ている唯地さんは、中学で演劇部に入った。
休み時間のたびに彼女の髪の毛を触りにくる内藤さんにもめざとい先輩たちから声がかかるが……。
憧れの先輩から励まされ、友の辛さに共感し、涙する。今日も演劇部の放課後はあたたかな想いに包まれている――。

新書館 | 書籍、コミック 詳細ページ | 演劇部の魔女と騎士 より引用

 後に高校で魔女先輩と恐れ(?)られるようになる唯地さん。
 彼女を中心に、演劇部の活動や内藤さんとの交流のお話です。
 派手なストーリーがあるわけではありませんが、どこかやさしげなタッチで彼女たちの日常が描かれています。

 唯地さん(左)と内藤さん(右)
f:id:nakanokanakana:20180706132728p:plain:h200

P.28の一コマ
 内藤さんは唯地さんの髪を触るのがお気に入りのようです。
 

お気に入りポイント

丁寧な描写

 セリフやモノローグなどに頼らない情景や感情の描写が秀逸。
 間や画で語られる&見せられる(魅せられる?)ので脳にダイレクトアタックかましてきます。
 エピソード「まっしろなうそ」での

「…びっくりした」
「…わたしも」
「なにそれ」

のシーンは、通して読んでくると悶えることでしょう。(ゆいっちかわいい)
f:id:nakanokanakana:20180706115003p:plain:h150

P.104の一コマ

描き下ろしエピソード

 ひらり、で掲載されたエピソードとは別にエピソード「ルフラン」が収録されています。
 この「ルフラン」がいい!
 唯地さんと内藤さんの全体をまとめるエピソードになっています。
 『ひらり、』で全部読んだという方も必読!(ゆいっち超かわいい)

「いやー演劇部の経験が生きたね」

群像劇としての魅力

 唯地さんが中心となっていないスピンオフ的エピソードも収録されています。
 先輩から後輩に受け継がれていっている慣習や伝統、人間模様を感じ入りましょう。
 「私たちのしらない2,3の事柄」や「ありふれたかくしごと」を読んでから本編を読むとまた味わい深いものがあります╭( ∵)و ̑̑ グッ
 

収録エピソード

タイトル 備考
魔女と騎士 本編プロローグ
ラプンツェル 本編その1
私の王子様 本編その2
4コマ版 本編その3(?)
魔女と騎士・海賊版 番外編(劇中劇)
春の終わりの夜の夢 本編その3
ヒミツノハナゾノ 本編その4
クロース・トゥーユー 本編その5
まっしろなうそ 本編最終話
ルフラン 書き下ろしエピソード(エピローグ)
新入部員神田川葉子さんのレポート スピンオフその1
ボルゾイとやまねこ スピンオフその2
私たちのしらない2,3の事柄 先輩たちの話その1
ありふれたかくしごと 先輩たちの話その2

作者の犬丸氏によるイラスト


ちなみにこのイラストリクエストをしたのは私です╭( ∵)و ̑̑ グッ


ゆいっちは大人になるとこうなるそうです。(内藤さんも気になるところ)

まとめ(?)

 いかがでしたでしょうか。
 つたない紹介ではありましたが、少しでも興味を持って作品の購入(≒作者への収益)につなげていただけたらと思います。
それではみなさまごきげんよう( ∵)ノ